福岡の食品分析 残留農薬分析 臭い分析「食品と環境の分析室-チュ-ケン」のよくある質問

食品から臭いがあるときは、大きく分けると以下の2つのケ-スに分類できます。

(1)微生物による腐敗
このケ-スは細菌検査と同時に、臭いの種類から類推して、
低級脂肪酸、アンモニア、トリメチルアミン、硫化水素、
メチルメルカプタン等について分析します。
また、食中毒を起こす可能性があるヒスタミンを分析する場合もあります。

(2)化学物質の混入
たとえば、防虫剤のパラゾ-ル(パラジクロロベンゼン)等が
包装用の袋を通して食品を汚染することがよくあります。
このときは、袋内部の気体に含まれる化学物質の微量分析が必要になります。

野菜に散布していない農薬が検出された理由は、
どういうことが考えられますか?

農薬が高濃度(ppmオーダ-)検出された場合は、農家の方が間違って
使用された場合がほとんどです。

しかし、低濃度(0.1ppm以下)の場合は、過去に散布された農薬が
土壌に残留し、それを作物が吸収する場合があります。

また、となりの作物に散布された農薬が水や風等で運ばれて付着する場合もあります。

食品に含まれる農薬等の濃度をできるだけ低濃度まで分析できないか?

たとえば、野菜の残留農薬については、ポジティブリストの関連で0.01ppmまでの分析が要求されることがあります。
これについては対応できるように準備しています。

しかし、食品になると様々な成分が混在するため、分析機器に導入する前の前処理操作が非常に複雑になります。
したがって、特に多成分同時分析を行った場合は分析感度が悪い農薬については0.01ppmが確保し難いこともあります。

複雑な分析操作と時間をかければある程度は定量下限値を下げることはできますが、
分析費用も多大なものとなります。

どこで妥協するかといったときもあります。

卵の黒い斑点の原因調査を分析

食料品製造会社から、卵焼きに黒い斑点ができる原因を調査してほしという連絡があったため、現場調査を行った。
銅板で卵焼きが製造されていたことから、最初は銅粒子と卵に含まれる硫黄が反応して硫化銅(黒色)が生成したのではないかと推察した。
しかし、金属分析の結果銅よりも鉄が圧倒的に多いことが分かった。

鉄はしばしば血液の形で卵に混入するが、卵は十分に撹拌されていたこと、
黒変が卵焼きの表面近くに付着していたことから血液の混入が原因ではないと考えられた。
そこで、製造場所近くのフ-ドを調べたところ、ダストが付着していた。

このことから、ダストに含まれる鉄が卵に含まれる硫黄と反応して黒変した可能性が高いと推察した。